くすぐりフェチによる創作ブログ。ここに書くのは雑多なことばかり。『はじめに』に作品へのリンクがあります。
--:--:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
Category:スポンサー広告│ コメント:--│ トラックバック :--

01:20:48
 こんな、物語重視のf/m書いてます。かなり長丁場になりそうです。

 それと、小説形式で書き始めてしまったのでSSVIPは無し。
 小出しにしてしまうと少しばかり満足してしまう嫌いがあるので、これ以降はひたすら書き続けていこうと思います。

 というわけで、続きから。
.




Title:黄昏アンドロイド

[Prologue]

 今よりずっと遠い未来。一人の少年が居ました。

 黒い髪に覆われた頭はふんわり。髪に指を通せばさらさら。
 閉じられたまぶたからは長いまつ毛がくるんと伸びていて、その奥に潜む瞳は琥珀色。
 白いぴちっとしたスーツに包まれた身体は細く小さい、そんな少年でした。

 少年は、ずっと眠っていました。
 黒いガラスで出来た容れ物の中で、ずっと眠って居ました。
 その容れ物は小さく、光も音も熱も通しません。
 少年は狭く、暗く、静かで、寒い世界の中で、ずっと、ずぅっと眠っていたのです。

「……んっ、ぅ……っ」

 だけど、少年は突然目覚めたのでした。


 ***


 空っぽだった肉体に魂という液体が注ぎ込まれてゆくように、身体が、意識が少しずつ覚醒してゆきます。
 そんな中少年が微かに聞いたのは、プシューという、風船から空気が抜けてゆくような音。それと、ガタンという、自分を閉じ込めていた重い容れ物の蓋が開く、大きな音でした。

「っ……」

 せっかく眠っていたのに。
 死んだように静かだった脈拍が徐々に生気を取り戻してゆく感覚に、少年は顔をしかめました。
 胸が苦しい、頭が痛い。大きく吸い込んだ冷たい空気が、少年の胸と頭をがんがんと殴り付けてきます。


「ここは……? 僕、は……?」

 少年は、小さな容れ物の中で横になったまま、目だけをきょろきょろとさせて辺りを見渡しました。
 狭い世界から解き放たれた少年が居る場所は、ちょっとだけ広くも、やっぱり暗く、静かで、狭い世界。
 そこは、何もない、小さな部屋の中でした。

 容れ物の蓋が開いた勢いで、部屋の埃が舞い上がっていました。かび臭い空気に胸を侵され、少年は思わず咳き込んでしまいそうです。


 明かりもない部屋の中で、少年は独り考えました。
 どうして僕は、こんな所にいるのだろう。僕は、何をしていたんだっけ。
 だけど、少年は何も思い出せません。何か考えようとする度に、頭が強く痛みます。

 少年は、鈍い痛みに目を強くつむります。
 すると突然、額に何か温かいものを感じたのでした。

「考えるのを止めて。長期間の冷凍睡眠に因る、一時的な記憶障害が発生しています」

 それは、美しく、けれども平坦な声でした。まるで、天女が奏でる美しいハープの音を、たった一音だけ聞かされ続けるような心地。

 少年は、目を開きました。


 ***


「初めまして、名も知らぬ少年。それとも、おはようございます、でしょうか」

 そこに居たのは、およそ16から17歳程に見える、白衣を纏った少女でした。

 少女のそれは、少しばかりアンバランスな姿でした。
 腰まで真っ直ぐに伸びた長い紺色の髪は、古くなった藍染めのよう。さらさらとしてはいるけれど、所々色が落ちたように白くくすんでいました。
 瞳はルビーのように赤く美しい。けれど、まるでそれ自体が淡く光を放っているのかと勘違いしてしまう程、少し輝き過ぎにも見えます。
 少年の額に乗せられた手は、絹のように滑らか。それでも、その肌はまるで陽の光を知らないと言わんばかりに、少々白過ぎたのでした。

 少年であれば『お姉さん』と呼べるぐらい。それでもまだ若い、少し歪な少女でした。
 少年は思うのでした。綺麗だ、と。

「それと、105-t地区搾精センターへようこそ。私は、ここに勤務している擽感搾精型アンドロイドです。以後、お見知りおきを」

 そして少女は、少年の額から手を離すと、ありったけの挨拶を並べて丁寧に頭を下げました。少年には理解出来ない数々の単語を発しながら。


「えっと、さくせ……何?」
「貴方は、何故こんな所に居るのですか?」
「えっ?」

 少女は、少年の言葉をまるっきり無視して問いました。これには、少年も思わず口をぽかんと開けてしまうばかりです。

「ここは、当センターの倉庫です。しかも、既に使われていない。何故貴方のような子供が、このような場所で寝ているのでしょうか?」

 少女の言うことが本当であるなら、それはもっともな問い掛けでした。
 しかし、少年は何も知りません。さっき、訳も分からず目覚めたばかりなのですから。
 何故? そんなこと、少年だって知りたいことでした。

「その装置は、貴方の肉体を極めて低温に保って眠らせることで、長い年月の老化を防ぐ物。貴方が眠り始めたのは、何年前ですか? それとも何十年、何百年?」
「えっと……っ……痛……っ」

 少年は、少女の問いに何とか答えようと口を開きました。
 それでも当然ながら、言葉が出て来ません。ぽかんと開いた可愛らしい口からは、意味のない吐息が漏れ出るだけ。その上、考えれば考える程、少年の頭がずきずきと痛んできます。


「失礼しました。この問い掛けは、なかったことにしてください」

 少女は、徐々に顔をしかめる少年を見つめると、再び彼の額に手を添えます。気を使ってくれたのでしょう、それは少年にも分かりました。

 けれど、少女はもう片方の手を柔らかそうな自分の頬に当てて、言葉を続けました。

「しかし、どうしましょう。私からすれば、今の貴方は不法侵入者に見えるのですが。通報した方がよろしいでしょうか?」
「え、あの、その。僕、本当に何も分からなくて……っ」

 少年、のっけから大ピンチです。
 だけど、少女はくすりとも笑わずに言うのです。

「ご安心を。貴方のような子供が、こんな場所で冷凍睡眠をしたがるとは思っていません。私には推し量ることは出来ませんが、何かしらの訳があるのでしょう。通報は冗談です」
「……」

 どうやら、少女は案外マイペースのようです。少年はぐうの音も出ません。


「そうですね。落ち着くまでの間、ここに滞在しては如何です?」
「え? でも……」

 それは、少年にとって思い掛けない言葉でした。有り難い言葉ではあるけれども、申し訳なくもあります。
 少年がどうするべきかと答えに詰まっていると、少女は再び口を開きました。

「では、言葉を変えます。そんな身体で、どこに行くというのです?」
「え?」

 妙に含みのある言葉でした。

 少年は、ほとんど反射的に全身に力を込めようとしました。
 だけど、不思議なことに少年は起き上がることが出来ませんでした。どうしてでしょう、身体中の筋肉がふやけてしまったかのよう、上手く力が入らなくて、自らの身体を持ち上げることすらままならないのでした。喋り続けていた口が妙に疲れていることにも、ようやく気付きました。

「長期間の冷凍睡眠による後遺症です。筋肉の衰えが戻るまで、しばらくリハビリが必要でしょう。背中や他、痛い所はありませんか?」
「う、うん……。大丈夫」
「床ずれなどの心配はなさそうですね。それでは、失礼」
「あ、わっ!?」

 少年の身体が、ぐいっと持ち上がります。
 少女が少年を難なくお姫様抱っこ、そのまま歩き出してしまいました。
 少年は、自分の置かれた状況を把握すると、徐々に顔を朱色に染めてゆきます。

 少年の目の前には、相も変わらず表情を変えない少女の、大きな胸が。もう、少年の目には彼女のおっぱいしか見えません。
 少女のおっぱいは大きい。たとえ白衣越しであったとしても、すらっとした彼女には少し不釣り合いな大きさだということは手に取るように分かりました。決して手に取ってはいません。
 彼女の右足が地を踏む度に、少女のおっぱいがぽよんと揺れ、左足が地を踏む度にまたぽよん。
 少年は、リズムカルにぽよぽよと跳ねるおっぱいに釘付けです。触ったら柔らかいんだろうか。良い匂いがするんだろうか。そんなことばかり考えてしまいます。むっつりですね。


「ところで」
「うひぁっ!?」
「……どうかしましたか?」
「あ、いや……」

 突然少女に声を掛けられて、少年は思わず悲鳴を上げてしまいました。
 顔を更に真っ赤に染めた少年は、自分のおちんちんがいつの間にか勃起していたことに気付きます。一切の装飾のないぴちっとしたスーツでは、硬くなったポークビッツなど一目瞭然です。
 性の知識がろくにない幼い少年であっても、それがいけないことだというのは直感的にでも分かるものです。どうかそのまま気付かないで、彼は、そう少女に願うばかりでした。
 けれども、少女の次の言葉は、そんな少年の心配とはあさっての方向なものでした。

「このままでは不公平です」
「え……?」
「ギブアンドテイクというものです。私は貴方に宿を提供します。だから、貴方からも対価が欲しいのです」

 なるほど、と少年は思いました。
 確かに、それならば少年自身の気も楽なものです。それは、少女なりの粋な計らいでした。

「そこで、この搾精センターに貴方の精を提供して欲しいのです」
「……え…………?」

 そして、少女は彼にとんでもない提案をしてしまうのです。
 そこらの男なら宿がなくとも飛び付くだろう提案。しかし、残念ながら少年はその言葉の意味が分からないのでした。


「え、と、どういう、こと……?」
「……分からないのですか? こんなに勃起しておいて」
「ぅ゛、ぇ゛、ぁ……」

 少女の視線が、少年の脚の付け根を向きました。ぱんぱんに膨らんだポークビッツを凝視する間も、少女の表情はぴくりとも変わらないまま。
 少年の頭はもう恥ずかしさで沸騰寸前だというのに。

「まぁ、悪いようにはしませんよ」

 結局、少年が理解出来ようが出来まいが変わりはしないようです。
 二人は狭い部屋の中から出て行くのでした。


 ***


 少女は、少年をお姫様抱っこしながら、暗い建物の中を歩き続けます。
 この建物には、窓がありません。ぽつんぽつんと灯る機械的な光が、廊下を頼りなく照らしていました。

「ここは地上ではありません。105-t地区搾精センターは、地下およそ2キロメートルの場所にあります。ここに窓を付けても、見えるのは土くれだけですよ」

 歩く道すがら、少女は少年にそう教えてくれました。


 二人が進む道のりは、不気味なぐらい静かでした。
 少年がどれだけ耳をすませても、人の話し声はおろか、風の流れる音すら聞こえません。コツコツという少女の足音と、ジリジリと蛍光灯が焦げる音、それと、少年のスーツと少女の白衣が互いにこすれ合う、僅かな音だけでした。

「ここには現在、私一人しかいません」

 また、少女は教えてくれました。

「ここの責任者が、備品が足りないと言って買い出しに行ったきりなんです」
「……でも、それでも二人?」
「えぇ、二人です。あまり大きい施設ではありませんから、私たちとマシンがあれば事足りるんですよ」

 その言葉に、少年は少女のおっぱいから視線を外して辺りを見渡します。
 なるほど。確かに、廊下の至る所には、何に使うのかよく分からない鉄の塊が沢山置いてありました。とはいっても、そのどれもが疲れ果てたかのように息を潜めているのですが。

「その人は、まだ帰って来ないの?」
「……さぁ、自分勝手な人ですからね。私には分かりかねます」
「それで良いの?」
「それで良いんです。……私は命令通り、ここの留守を守るだけです」

 少女は、少年の口調を真似て答えました。


 ***


「しばらくは、この部屋を使ってください」

 少年がお姫様抱っこのまま連れられた場所は、質素な木造りの机と椅子、それとベッドがあるだけの小さな部屋でした。

「精を提供してくださる方々にお貸ししている部屋です。前の持ち主はもう大分前にセンターを出ているので空き部屋でした」

 ちゃんとクリーニングしているのでご安心を。彼女はそう言いながら、抱きかかえていた少年をベッドの上に寝かせてくれました。


「お腹は空いていませんか」
「う、うん。あまり……」
「眠くはありませんか」
「うん。さっきまで、寝てたから……」

 少女はそう問いながら、甲斐甲斐しく少年の身体に毛布を掛けてくれます。
 少年は、見ず知らずの自分にこんなに親切にしてくれて、何だか申し訳なくなってしまいます。

「ご心配なく、ギブアンドテイクですから」

 少女は、短くそう応えました。


「それで、僕は君に、どう協力すれば良いの?」

 そう言えばそんな約束だったっけ。
 少年はそんなことを思い出し、とうとう自分からその扉を開けてしまうのです。

「あら、やる気満々ですか? むっつりですね」
「え?」
「冗談です」

 本当に、眉一つ動かさない少女の冗談は分かり難くて堪りません。
 だけど、その言葉と共に、少女と少年との距離が明らかに近付いてゆきます。じりじりとベッドに乗り出して来る少女に、少年はささやかな恐怖すら感じました。

「まぁ、食前の運動には良いでしょう」
「え? ぁ、わっ!?」

 そして少女はそう言うと、至って予想通りな、少年にとっては予想外な行動をとったのでした。


 ***


「わっ!? んっ、むぐぅっ!?」
「貴方、ずっと私の胸を見ていましたね。お好きなんですか?」

 少女は、仰向けに寝ている少年の太もも辺りに跨ります。そして、そのまま覆い被さって、自分の胸を彼の顔に押し付けたのでした。

「ほら、匂い嗅いでも結構ですよ。それとも頬ずりしますか? 舐めますか?」

 少年の顔に、少女のおっぱいが。少年の胸に、少女のお腹が。少年の太ももに、少女の太ももが。
 これには少年だけびっくり、一度は落ち着いていた彼のおちんちんが、再び硬く勃起し始めます。
 少女のおっぱいは、白衣越しであってもその感触がよく分かります。少し硬めのおっぱいは、地面に落とせばそのまま跳ね返って来そうなぐらいの弾力がありました。とても心地良いです。

「若いと、こういうのがスムーズで助かります」
「んむぅっ!? ぅう、んひゅぅ〜〜!!?」

 そして少女は、ぴちぴちすべすべのスーツ越しに、少年の硬くなったおちんちんの裏筋を人差し指で引っ掻いたのでした。
 ぴりぴりと電流が流れたような快感に、少年の腰がびくんと大きく跳ね上がりました。


「はっ、ぷはっ! ぁ、ひゃぁ……っ!?」
「理解出来ましたか? これが、貴方が支払う対価です。悪くないでしょう?」

 少女は、自分の胸を少年から少し遠ざけながら、そう言いました。
 こんなにエッチなことをしている時であっても、その声は平坦のまま。好意も嫌悪も恥じらいすらも宿らない声に、少年はますます訳が分からなくなります。

「どうして……こんなこと……っ?」

 少年は、辛うじてそう訊きました。

「……どうしてでしょうね」

 そして、少女はそれだけ答えるのでした。


「何にせよ、今更待ったはなしです。覚悟してください」
「んぅっ!?」

 少女の胸が、再び少年の顔に押し付けられます。
 けれど、今度は少年が辛うじて息が出来るように。おっぱいとおっぱいの間に顔を埋められた少年は、羞恥と悦びでおかしくなってしまいそうです。あまり息苦しくないのに、息が荒くなってしまいます。むっつりですね。

「私の自己紹介を覚えていますか?」
「ぅぐ?」

 少女は、自分のおっぱいを少年の顔に押し付けたまま、そう問いました。
 少年は正直なところ、目の前のおっぱいでそれどころじゃありません。おっぱいは二つなのに、おっぱいでいっぱいです。

「私は、擽感搾精型アンドロイドです」
「ん、んぅ?」
「その為、ノーマルな搾精は行いません」
「んぐ、うぅ」

 少年は、彼女の言葉に従って頷くだけ。
 正直、少年には少女の言葉の意味が分かりませんでした。首を上下に振る度に、おっぱいと顔がむにむにと押し付けあって気持ち良いだけです。

「だから、こうするんです」

 そして、少年はようやく知るのでした。
 自分が、どれほど羨ま恐ろしい安請け合いをしてしまったのかを。


「んひゅぅっ!!? んぐぅっふっふふふふふふふふふっ!!?」

 それは突然のことでした。
 少女が、しなやかな十本の指を少年の腋の下に突っ込んで、こちょこちょと優しくくすぐり姦し始めたのです。
 これには少年もびっくり。少女の胸の中で、くぐもった笑い声を出し始めました。

「失礼、これでは息苦しいですね」
「ぷはっ! ひゃっ!? あはっ、あぁっひゃっははははっはははははははははっ!!?」

 甲高い悲鳴が、部屋の中を木霊します。
 少年には、おっぱいが離れて名残惜しいとか、そんなことを考える余裕もありません。だって、少女の指がこんなにも優しいのに、びっくりする程くすぐったいのですから。

 少年は、反射的に腋を閉じてくすぐったさから逃れようとします。しかし、冷凍睡眠の後遺症で、上手く身体に力が入りません。
 筋肉の緩んだ身体ではどうすることもなく、少年はただひたすら腋の下をこちょこちょとくすぐり姦され続けるのでした。

 少年が着る、快適な冷凍睡眠をお送りする為の真っ白なスーツは、彼女の指の感触をダイレクトに伝えてきます。
 彼女の指は、儚い力で閉じられた腋の中を掻き分けるように蠢いています。それでも、彼女の指先と少年の肌が触れ合うところはまさに絶妙な力加減。少年が腋を閉じようが閉じまいが関係なく、少年に優しいくすぐったさを与え続けるのでした。


「おねがっ!? くすぐっひゃぁあぁっはっははははははははっはははははははははははっ!! くるひっ!!? ひゃぁっはははははははははははははははっ!!?」
「ヒトは身体をくすぐられることで性的な快感を増幅させる、という研究結果が過去に存在します。その為の行為です。もっとも、それ自体に興奮を示す人も居ますが」
「ひゃっ、ふぁあぁんっ!!? あひぃっ!? あっひゃっはっははははははははははははは!!! そぇ、だめっ!!?」

 少女は少しだけ身体を浮かせて、先ほどよりも更に膨らんだおちんちんを観察します。そして、『貴方にもその気があるようですね』と呟きながら、少年に一際強く体重を乗せました。
 少年は、今にも発射してしまいそうなおちんちんが少女のお腹で押し潰される甘い感触に、笑いながらも甲高い悲鳴を上げました。

「あまり保ちそうにないですね。まぁ、初めてですし、サクッと出してください」
「ひひゃぁあっははははっははははははひゃぁあぁんっ!!? おぇがっ、うごかにゃっ!!?」

 白衣越しだというのに、女性の身体というのはなんて柔らかいのでしょう。少女のお腹が、彼女の絶妙な腰使いによって、少年のおちんちんをくにゅくにゅこりこりと捏ね姦すのです。
 ぞくぞくとした快感が、少年の背筋を駆け上って、舌を蕩けさせます。もう、呂律が回っていません。

 幼い童貞の少年が、この快楽を我慢出来るはずもありませんでした。


「ぁっはっひゃはははははははははっ!!? 何か、漏ぇ、出ひゃ……っ!!? ――っ!!? っ!!! 〜〜〜〜ッ!!!!?」

 少年、呆気無く射精。
 だけど、手すら使わずお腹でイかされてしまった屈辱感なんて、純朴な少年は持ち合わせていません。声にならない悲鳴を上げながら、腰を激しく痙攣させるだけでした。

「早漏」
「ぇ……! ふへ、ぇ……っ!?」
「失礼しました、聞き流してください」

 少年には、少女の冗談か本気かも分からない罵倒に耳を傾ける余裕すらありません。

 初めて経験する絶頂の余韻が、少年の腰を絶え間なく打ち付けます。
 お漏らししたような量の精液が、少年のスーツから吹き出して、少女のお腹を汚しました。


「まぁ、何にせよ、です」

 少女は身体を起こすと、べとべとになった白衣を脱ぎ出します。
 半袖の真っ黒なインナーを露わにした彼女はそのまま、脱いだ白衣から精液が零れないように、丁寧に折り畳みます。
 最後に、少年のお腹に残った精液を手で掬いました。そして、少年が悲鳴を上げたことなんて気にも留めず、手に付いた精液をぺろっと一舐め。見る人が見れば、もう一戦分の元気が出そうな光景です。

「今日の分の精はこれで。お疲れ様です」

 少女は、何ともそっけなくお礼を言いました。

「身体を拭く物を持って来ます。それと、着替え。そろそろ、食事もですね」

 そして、相も変わらず表情も声音も変えないまま、何事もなかったかのように部屋を出て行ってしまうのでした。


「……何、だったの…………」

 絶頂の余韻がようやく収まってきた頃、少年はそれだけぽつりと呟きました。

 少年の身体は相変わらず緩んで、それ以上に初めて経験した激しい情事の疲労で動けません。
 少年は、自ら歩けるようになるまでは、少女に精を提供し続けなければなりません。ギブアンドテイクなのです。
 何だかよく分からないけど、毎日こんなことをされる日々。

「っ……」

 そう考えると、少年のおちんちんはまた硬く勃起するのでした。むっつりですね。


 ***


 ごうん、ごうん。

「全然、足りない」

 機械の動く音が響きます。

「もっと、もっとですね」

 少女の声が響きます。

「もっと、もっと、精を」

 少女は、空っぽの容器を見つめて呟きます。
 既に割れてしまった容器を見つめて呟き続けます。

「もっと、もっと。もっと、もっと、もっと。……もっと、ずっと」

 ごうん、ごうん、ごうん。
 ごうん、ごうん、ごうん、ごうん。

[Prologue おしまい]


コメント
コメントの投稿










トラックバック
トラックバックURL
→http://kurenaiworks.blog.fc2.com/tb.php/259-b93795fb
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。